けれども、本屋さんにとっては、つくった本が売れてしまえば、問題の大部分は片づくの
です。そこで、手を変え、品を変えて、「××名作全集」「少年少女新世界文学全集」「世界
童話文学全集」というような、どれがどれだかわからないような本が、あとからあとから出て
きます。そして、その本は、二、三年すると、消えてゆきます。何というエネルギーと紙とイ
ンクの損失でしょう。
そして、子どもにとっては、何という貴重な成長時代という時の損失でしょう。
石井桃子氏が死去。ご冥福をお祈りいたします。
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